WEB集客で安定的に案件を獲得するために。弁護士事務所や税理士事務所など、士業の業界でもランディングページを取り入れて依頼獲得を増やしている事務所などが増えています。
そんな中、「そもそもランディングページってどんなもの?」「ランディングページの作り方って?」と疑問に思っている弁護士オーナーの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそういったWEB初心者の方へ向けて、ランディングページの失敗しない構成案の作り方や、効果的にお申し込み・ご依頼に繋げるコツなどを紹介していきます。
また、無料でランディングページを作れるツールやランディングページの構成テンプレなども紹介しますので、ぜひ参考にしてあなたのビジネスに役立ててください。
ランディングページ(LP)とは?
ランディングページとは、そもそもどういったものなのでしょうか?ここが分かっていないと、成約(コンバージョン)に上手く繋げることはできません。
ランディングページの具体的な作り方に入る前に、まずはランディングページの概要と重要性を把握しておきましょう。
WEBマーケティングにおけるランディングページ
ランディングページとは、目的の達成に繋げるためのWEBページです。基本的には1ページで構成されていて、商品購入やサービス契約に繋がるようにユーザーを誘導します。
一般的にいわれるホームページは会社情報をお伝えするものでランディングページとは異なります。情報を十分に伝えるには言説を尽くす必要があるので、基本的には複数のページで構成されています。
ランディングページは商品、サービスの成約に繋げることに特化したWEBページだと理解しておきましょう。
ランディングページが重要な理由
ランディングページは上記のような目的を達成する上で、非常に重要なツールとなります。
なぜなら、ランディングページの品質次第で、成約数が大幅にアップする可能性を秘めいているからです。見込み客に商品の魅力を上手く伝え「買いたい」という気持ちにさせてあげることがランディングページの役割なのです。
ランディングページへの集客方法と言えば「Web広告」が一般的です。広告をクリックするユーザーは、そもそも商品やサービス内容に興味を持っている可能性が高いので成約に結び付きやすくなります。
ランディングページをしっかり作り込みWeb広告を出すことで、業績改善に大きな効果が見込めるでしょう。
ランディングページ作成前の準備
ランディングページを実際に作成する前には、入念な準備が必要です。ランディングページの作成は準備が9割ともいわれるほど、準備段階で質がほとんど決まってしまいます。
実際のページ作成の際にコンテンツの軸がブレないよう、あらかじめ作成前にきっちり準備をしておきましょう。
ランディングページの目的を明確にする
まずは、ランディングページを作る目的を明確にしておきます。なぜなら、目的によって広告の打ち方、ターゲット、構成の要素などが大きく変わってくるからです。
ランディングページの目的とは、例えば以下のようなものです。
- 商品の購入
- サービスの契約
- お申し込み
- お問合わせ
- 資料請求 など
こういったビジネス上の目的を達成するために、商品やサービスの魅力をユーザーに伝えます。ユーザーが魅力を感じれば、商品購入やサービス契約に結び付くでしょう。
キーワード選定と月間検索回数の把握
ランディングページへユーザーを呼び込む場合、主にリスティング広告を使うことになります。リスティング広告とは「検索連動広告」とも呼ばれ、キーワード単位で広告を出稿するものです。
したがって、広告の効果を最大化するには、ランディングページに合致したキーワードを選択する必要があります。また、検索ボリュームの大きさによっても呼び込めるユーザーの数が変わってくるので、チェックしておく必要があるでしょう。
キーワードの情報需要を把握するには「Ubersuggest」というツールが便利です。検索窓にキーワードを入力すると、月間検索回数(検索ボリューム)を調べることができます。
検索者が求めている情報とランディングページの内容にズレがあると、離脱されてしまうので「どんなキーワードに対してランディングページを見せるか」を考えながらキーワードを選びましょう。
ターゲットとなる人物像を具体的にする
キーワードを選定したら、ターゲットとなる人物像をイメージします。ターゲットのイメージはより具体的な部分まで想定しておきましょう。
例えば、「交通事故 弁護士」で検索するユーザーの具体的な人物像を考えてみます。
- 車を運転する20代の男性
- トラックに事故を起こされケガを負った
- 軽い後遺症が残ってしまった
- 慰謝料の増額を考えている
ターゲットの人物像は具体的であればあるほど、コンテンツの内容に説得力が出ます。特定の誰か一人に届けるつもりで、ペルソナをなるべく具体的に想定してみましょう。
ターゲットへの訴求ポイントを決める
ターゲットを具体的に想定したら、そのターゲットに対して効果的な訴求ポイント(訴求軸)を決めます。なぜなら「誰が見るか」によって効果的な言葉やサービスの概要、商品の特性などが違ってくるからです。
例えば、上記の人物像の例で言うと「慰謝料を増額できる」ことを軸に訴求すると、ユーザーに刺さりやすいと考えられます。具体的には、「増額できなければ全額返金」「今までに100件の増額実績がある」などが有効でしょう。
ターゲットを具体的にイメージし、最も刺さると考えられる軸を中心に訴求しましょう。
ランディングページのコンテンツ構成案
ランディングページにおけるコンテンツ構成案の具体的な作成手順を解説します。構成のテンプレートも用意しているので、WEB初心者の方も流れに沿って構成を考えていけるでしょう。
また、作成手順だけでなく、作成する際の注意・コツも紹介するので参考にしてください。
構成テンプレートに沿ってコンテンツを作る
ランディングページには、いくつかテンプレートが存在します。書籍などを読めばバリエーションはたくさん出てきますが、ここではそのうちの1つの型を見てみましょう。
- キャッチコピー
- ベネフィット
- 実績
- お客様の声
- FAQ(よくあるご質問)
- クロージング
上記のテンプレートに沿ってコンテンツを作成していきます。これによって、ユーザーにランディングページを読み進めてもらい、成約に繋げることができるでしょう。
ファーストビューでユーザーの心を掴む
ファーストビューとは、ユーザーがページに訪れた際に表示される部分のことです。特に、スクロールせずに目に入ってくる範囲を指します。
ファーストビューではユーザーの心をがっちり掴みます。なぜなら、ユーザーがページを読み進めるかどうかは、ファーストビューでほとんど決まってしまうからです。
ページをパッと見て自分に関係なさそうだと判断すれば、すぐにユーザーはページを離れます。ページを離れてしまうとユーザーが先を読み進めることもないので、当然成約には繋がりません。
ユーザーの心を掴むのが、キャッチコピーの技術です。キャッチコピーでユーザーに「自分のためのページだ」と思わせることができれば、ページを読み進めてもらうことができるでしょう。キャッチコピーについては後ほど詳述します。
ベネフィットでユーザーの関心を喚起する
ベネフィットとは、ユーザーの「なりたい姿」を想像させることです。商品・サービスを紹介するときにはメリットを述べがちですが、メリットとベネフィットは全く違います。
- メリット:強力な油汚れを分解する成分が配合されている
- ベネフィット:皿洗いに時間をかけることなく子供との時間を増やせる
このようにベネフィットを提示すると、ユーザーは商品を手に入れた自分を鮮明にイメージすることになります。この瞬間、ユーザーは前のめりに商品の購入を考えるようになり、先を読み進めてくれるのです。
ベネフィットを提示して、ユーザーに商品を手に入れた自分を想像してもらいましょう。
実績・お客様の声でユーザーの信頼を得る
ランディングページを訪れたとき、ユーザーの商品(サービス)に対する信頼は0です。したがって、コンテンツの内容でユーザーに信頼感を与えなければいけません。
信頼感を高める1つ目の方法が「実績」です。実績の分かりやすい例が、具体的な数字を挙げることでしょう。
- お客様満足度95%以上
- 過去1,000社以上との取引実績
- Amazonビジネス書籍部門で1位
こういった実績を伝えることで、ユーザーは安心して商品を手に取ることができます。
また、実際に利用したお客様の声を掲載することも1つの手法です。ユーザーの心理としては、商品やサービスを購入して失敗したくないというのがあります。ユーザーの生の声を載せることで、信頼感の向上に繋がるでしょう。
FAQ(よくあるご質問)で不安を取り除く
ここまでの流れでユーザーは、商品やサービスにかなりの好印象を抱きます。一方で、高まった気持ちを正常に戻そうとして、不安を感じ始めるフェーズでもあります。
そこで、FAQ(よくある質問)を掲載してユーザーの不安を潰しておきましょう。ユーザーの不安を取り除くことができれば、商品の購入・サービスの契約の最後の後押しになります。
また、ここまでで伝えきれなかった商品・サービスの魅力もあるでしょう。そういった意味でもFAQ(よくあるご質問)を掲載することは重要です。
クロージングでユーザーに行動を促す
クロージング部分ではユーザーに行動を促す工夫をします。なぜなら、仮にユーザーがこの時点で迷っていて最後の一押しがない場合、成約に繋がるはずの顧客を逃がしてしまうことになるからです。
具体的には、以下のような施策が効果的です。
- フォームの入力内容を減らす
- 分かりやすいようにボタンを設置する
- 時間の限定性を出して一押しする
最後の一押しがあるのとないのでは、成約率に大きな違いが出ます。クロージング部分では、ユーザーの背中を押すために必ず一工夫入れましょう。
ランディングページで重要なキャッチコピーの作り方
ランディングページの作成で最も重要となるのが、ファーストビューにおけるキャッチコピーです。上でも説明したように、ユーザーはファーストビューでページを読み進めるかどうかを決めてしまいます。
キャッチコピーを作る際は、以下で紹介するポイントに注意しましょう。
キャッチコピーで売ろうとしない
キャッチコピーで無理に売ろうとしないようにします。なぜなら、ファーストビューの部分ではユーザーに先を読み進めてもらうことが重要だからです。
ユーザーが商品・サービスに価値を感じていない時点で売ろうとしても絶対に売れません。それどころか、ユーザーは「売りつけに来ている」と感じて、ページから離脱してしまいます。
まずはユーザーに関心を寄せてもらうことを意識して、キャッチコピーを作りましょう。
サービス・商品のターゲットを絞る
サービス・商品のターゲットをできるだけ絞ります。なぜなら、ターゲットを絞ることで具体性が増し、ユーザーは「自分のためのページだ」と感じやすくなるからです。
例えば、この記事のタイトルも以下のようにターゲットを絞っています。
【初心者必見】ランディングページの失敗しない構成案の作り方!テンプレやコツを紹介
タイトルの最初に【初心者必見】と入れることで、WEB初心者の方は「私のための記事だ」と感じやすくなっているはずです。ターゲットを絞って対象を具体化し、ユーザーに「自分ごと」として捉えてもらえるようにしましょう。
メリットではなくベネフィットを提示する
コンテンツの内容と同じように、キャッチコピーでもベネフィットを打ち出します。なぜなら、ユーザーは商品・サービスを買っているのではなく、本質的には「未来」を買っているからです。
例えば、「あなたの事故、弁護士に依頼するだけで賠償金が増額」というキャッチコピーでは、「賠償金が増額する」というベネフィットが提示されています。決して「経験豊富な弁護士が対応します」というメリットではありません。
ユーザーの立場に立って考え、魅力的なベネフィットを提示するようにしましょう。
数字を使って具体性を持たせる
数字を持って具体性を持たせると、より効果的なキャッチコピーになります。なぜなら、数字で示すことにより、キャッチコピーから浮かぶイメージがより明確になるからです。
例えば、上記の例には続きのサブコピーがあります。
「数百万が数千万になるケースも、たった30秒であなたの慰謝料診断」
このように数字で示すと、よりベネフィットが明確になります。また、「30秒」という短い時間を示すことで、手軽さも訴えることができますよね。
キャッチコピーを作る際は、意識的に数字を入れるように工夫してみましょう。
避けたいと思う「痛み」を感じさせる
避けたくなるような「痛み」をキャッチコピーに含むのも、典型的ですが効果があります。なぜなら、人間は得をするよりも、損をしたくない生き物だからです。
実は、この記事のタイトルにも「痛み」を感じさせる手法を使っています。
【初心者必見】ランディングページの失敗しない構成案の作り方!テンプレやコツを紹介
「失敗しない」という言葉を使うことで、失敗したくないとユーザーに思わせることができます。失敗したくないと思ったら、失敗しないための方法を見てみたくなりますよね。
有効な手法なので、過剰にならない程度に使うと効果的でしょう。
ランディングページを作成できるツールとは?
最後にランディングページを作成できるツールを紹介します。
また、ランディングページ作成にかける時間的なコストがない、より良いものを作りたいという方は外注するのも選択肢の一つです。それぞれ説明するので、あなたに合った方を検討してみましょう。
ランディングページを自作するならペライチ
ランディングページを自作する場合は、ペライチがおすすめです。ペライチをおすすめする理由は以下のとおりです。
- 利用者が多く情報が出回っている
- 直感的で初心者にも使いやすい
- 無料からランディングページを作れる
ペライチはランディングページ作成に特化したサービスで、テンプレートも豊富に揃っています。直感的に操作することができるので、初心者でも抵抗感がないでしょう。
また、無料から始められるので、まずはペライチでランディングペーを作成してみてはいかがでしょうか?
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